従来の車輪削正

車輪の摩耗による形状変化は乗り心地に影響するため、一定の期間または距離ごとにすべての車輪を削正し、適切な形状に復元する必要がありました。

車輪形状自動測定装置の特徴

営業線で毎日自動計測

 営業運用中の列車の車輪を測定できるよう営業線などの屋外に設置する構造で、列車の通過速度80km/hまで測定できる国内初の技術を実現しました。

摩耗状況に合わせた削正で乗り心地の向上、車輪の寿命延伸

 車輪ごとにばらつきのある摩耗を把握し、その状態に応じて適切な時期の車輪削正により、乗り心地の維持・向上が可能です。加えて、削正頻度が高い在来線電車においてはその頻度を減少させて車輪の寿命を延伸でき、低コスト化も可能です。

計算精度の確保

 車輪摩耗量を精度よく求めるためには、前後の形状を正しく重ね合わせる必要があります。 本システムでは、摩耗状態に応じて重ね合わせに使う最適な点を自動判別し、摩耗の影響の少ない点を重ね合わせることで 正確な計算が可能です。

太陽光、粉塵、湿気や雨などへの対策

 営業線内で利用するためにレーザー発光やカメラ撮影に必要なガラス窓の大きさを最小化、接合部にはシールを採用するなど、 湿気に強く雨のかかりにくい構造を採用しています。太陽光の影響範囲についても画像内で自動判別し排除する方法を採用しております。

構成

測定装置の構成
  • 編成検知器:列車の編成番号を特定
  • 車輪検知器:車輪を検知、走行速度を特定
  • 計測装置:レーザー発光器、高速度カメラなどを収める装置
  • 制御装置:各機器の情報を集約し、必要な命令を発出。撮影画像を解析、車輪踏面や摩耗量等を計算・記録

多彩な検査項目

測定した車輪のプロファイルから様々な検査項目を自動で算出します。
また、測定結果はネットワークを通して、各拠点のサーバーに自動で保存することが可能です。

踏面摩耗量、フランジ摩耗量
踏面摩耗量、フランジ摩耗量
フランジ高さ、厚さ、角度
フランジ高さ、厚さ、角度
踏面勾配、踏面曲率半径
踏面勾配、踏面曲率半径

装置仕様

列車の最高速度 80km/h
設置方式 計測装置を軌道上の建築限界内に設置
測定方式 光切断法
測定精度(再現性) 約±0.2mm
使用温度 -10℃~+50℃
耐久性/耐候性 屋外使用可、防塵および防水、防湿機能

車輪形状自動測定装置をもっと知る

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